タイトルにある「台劇」とは、中国語で台湾ドラマという意味。
僕の周囲で台湾出身の芸能人やアイドル歌手を好きになる人をちらほら見かけるようになったが、そんなファンの心をつかむきっかけとなるのが大抵この台湾製のドラマなのである。とりあえず、ブームの火付け役ともいうべきものはなんといっても
『流星花園』(台湾版の「花より男子」)であり、女の子で台湾好きといえば大体はF4(台湾の男性グループ)のファンであることが多い。そんなに人気ならば是非このドラマを見てみたいと思っていたが、「これは女の子が見るものだよ」とシンガポリアンに言われてしまったため依然手を出せずにいるのである。
さて、所変わって(全く変わってないが)マレーシアはジョホールバルーというなんとも辺鄙な地には、安物のDVDがたくさん売っている。何しろドラマ全話入ったケースですら何百円の世界だもんだから、日本に帰ってくる前にそこに行って色んなものを買いあさってきた。しかも値切りという常套手段を使ってだ。「ケチなこと言っちゃいけねぇよ」とお店の主人に迫って値切ってもらい数百円分の値切りに成功。あざーす。そしてその直後そんなんでご満悦してる自分はかなり小さいかもと自戒の念に駆られながら買いあさったブツは台湾ドラマ。有名なものでは
「王子變青蛙」、
「愛情魔戒」、
「海豚灣戀人」等等、その他多数である。この三作品は全部見終わったが、まあどれも結構面白い。初めは中国語の勉強だいと意気込んで買ったのに、見始めたら面白いので普通に見入ってしまった。おかげで全く中国語の勉強にはならず。
この三作品でもお勧めなのが、「海豚灣戀人」。実を言えば、このドラマ中盤の話がぐだぐだ過ぎてつまらない。正直途中で見るべきか止めるべきかという重大な論点をめぐって葛藤が起こったほど。ただ最終回がうまくオチてて素晴らしいのがこの作品の特徴。中盤のあのぐだぐだを通り抜けなければ得られない感動がある。(このぐだぐだな中盤の部分を精彩にできないかという課題はあるが。)最終回の現場感溢れるライブのシーンは特に必見です。
ちなみにこの「海豚灣戀人」の主題歌がKokiaの「白い雪」であり、この曲の演出なかなかいい効果を出していた。それ以外にも英語、中国語、日本語、韓国語と各国の音楽がたくさん使われており、音楽のサラダボールかよ的なノリのドラマでもある。さらにいえば韓国の曲と日本の曲は綺麗に半分ずつの割合で出てくるのが気になる。これはもしや両国の政治的な背景を配慮してるのか、、と思わざるをえない。そんなことなら全部台湾の曲使えばいいのに。
さて今日も
「終極一班」というドラマを取り出して見てみる。これB級のにほひがぷんぷんするんだけど、どーなんだろ。誰か見たことある人いたら教えてください。