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ケーズデンキの中国人

先日ケーズデンキでバイトしてる友達からいきなり電話が来て曰く「日本語喋れない中国人がいるからお前通訳して。」・・・いや、今電車の中だから無理、と思いっきり拒否する俺を無視して彼は電話を変わり電話の向こう側にその中国人が立った。

開口一番「ああ??!」と言われ覇気を60%くらい失くす。シンガポールで華人たちが「啊啊?!」と切り返してくるのには慣れていたはずなのに、本場の中国人はもっときつかったようだ。

それにしてもどこの出身かは知らないが、非常に巻き舌の強い中国語でべらべらとまくし立てはじめる中国人。なんかテレビがアナログからデジタル放送に変わることを説明して欲しいらしかったが、俺にはそんな話はできない、具体的にどう変わるのか分からないし、しかも今電車内なんですけど。その後もずっと超スピードの中国語でまくし立てられ、しかもその半分が理解不能。俺のチャイニーズSUCKS。。

ここ半年くらいずっと中国南部や台湾やシンガポールの中国語に慣れすぎて、中国東北訛りの言葉が理解できないという問題によくぶつかる。バイト先でも北方出身の中国人が多く、彼らの話している言葉は半分も聞き取れない。福建省出身の子と遼寧出身の子の間でなされる会話を聞いても、福建省の子が喋ってることしか理解できない。台湾人が喋る中国語は速くても理解はできるけど、中国の東北人が喋る言葉は少し速く喋られるだけで聞き取れない。

応用力なさ過ぎだな。今度中国の大連にでも行って中国語学びなおそう。
# by corredor | 2006-11-09 13:41

ホテル京王プラザへ行ってきました

いやいや、いつ見ても京王プラザのロビーは綺麗です。感動です。何よりもあそこのお風呂が快適です。無駄にバスジェルとか使って風呂をもこもこにしながら浸かってると僅かにブルジョワになった気になるわけです。それはそうとして、そもそも今日京王プラザに行ってきた理由は2006世界バレーの台湾代表選手たちに会うためです。正直、京王プラザがすごいとか、外人ばっかでアウェー感たっぷりだとか、フロントの係員がオールバックだとか、そんなことはどうでもいいわけです。世界バレー第一ラウンドで全勝し、快進撃を続けているあの台湾代表選手たちに、日本、韓国やポーランドなどの強豪を打ち破ったあの選手たちに、、ずっと会いたいと思ってた彼女らに会えたことが感激でした。それがこの日記のポイントなわけであります。

今日バイト夜10時に終わって、その後直行で新宿まで行きました。明日朝はやく第二ラウンドの会場の名古屋に行くため、今日は早めに寝なきゃいけないというのに、キャプテンにはわざわざ待っててもらい本当に申し訳なかったです...。そもそも何で今日は台湾の代表選手たちに会えたのかというと、大学の友達がキャプテンと友達で、彼女らが名古屋に発つ前に一度会おうということになったのが事のいきさつです。あんな夜遅くに部屋にお邪魔してたのに、逆に「バイトお疲れさま、こんな遅くによく無理してきてくれたねー」と気をつかってくれて、本当にやさしい。ゆっくり休んで第二ラウンドに備えなきゃいけない身なのに。。台湾絶対優勝して欲しいなーー。日本も応援してるけど、今回は台湾に優勝譲ってほしい!練習環境もたいして良くないなか本当よく頑張ってると思うわ。。

キャプテンが台湾語をしゃべってるのを見て、うわ、台湾語だぁぁ!とミーハーっぷりを発揮しました。俺も台湾語がもっとうまければ彼女と台湾語で話せたのにな。正直遺憾です。

台湾人の友達を持って、そして台湾について勉強してて本当に良かったなと思う一日でした。結局新宿から家まで帰れるはずもなく、漫画喫茶で一泊する羽目になりましたが、今日の思い出はプライスレスです。決勝ラウンドまで行ったら絶対生で試合を見たい。
# by corredor | 2006-11-06 02:15

台劇

タイトルにある「台劇」とは、中国語で台湾ドラマという意味。
僕の周囲で台湾出身の芸能人やアイドル歌手を好きになる人をちらほら見かけるようになったが、そんなファンの心をつかむきっかけとなるのが大抵この台湾製のドラマなのである。とりあえず、ブームの火付け役ともいうべきものはなんといっても『流星花園』(台湾版の「花より男子」)であり、女の子で台湾好きといえば大体はF4(台湾の男性グループ)のファンであることが多い。そんなに人気ならば是非このドラマを見てみたいと思っていたが、「これは女の子が見るものだよ」とシンガポリアンに言われてしまったため依然手を出せずにいるのである。

さて、所変わって(全く変わってないが)マレーシアはジョホールバルーというなんとも辺鄙な地には、安物のDVDがたくさん売っている。何しろドラマ全話入ったケースですら何百円の世界だもんだから、日本に帰ってくる前にそこに行って色んなものを買いあさってきた。しかも値切りという常套手段を使ってだ。「ケチなこと言っちゃいけねぇよ」とお店の主人に迫って値切ってもらい数百円分の値切りに成功。あざーす。そしてその直後そんなんでご満悦してる自分はかなり小さいかもと自戒の念に駆られながら買いあさったブツは台湾ドラマ。有名なものでは「王子變青蛙」「愛情魔戒」「海豚灣戀人」等等、その他多数である。この三作品は全部見終わったが、まあどれも結構面白い。初めは中国語の勉強だいと意気込んで買ったのに、見始めたら面白いので普通に見入ってしまった。おかげで全く中国語の勉強にはならず。

この三作品でもお勧めなのが、「海豚灣戀人」。実を言えば、このドラマ中盤の話がぐだぐだ過ぎてつまらない。正直途中で見るべきか止めるべきかという重大な論点をめぐって葛藤が起こったほど。ただ最終回がうまくオチてて素晴らしいのがこの作品の特徴。中盤のあのぐだぐだを通り抜けなければ得られない感動がある。(このぐだぐだな中盤の部分を精彩にできないかという課題はあるが。)最終回の現場感溢れるライブのシーンは特に必見です。

ちなみにこの「海豚灣戀人」の主題歌がKokiaの「白い雪」であり、この曲の演出なかなかいい効果を出していた。それ以外にも英語、中国語、日本語、韓国語と各国の音楽がたくさん使われており、音楽のサラダボールかよ的なノリのドラマでもある。さらにいえば韓国の曲と日本の曲は綺麗に半分ずつの割合で出てくるのが気になる。これはもしや両国の政治的な背景を配慮してるのか、、と思わざるをえない。そんなことなら全部台湾の曲使えばいいのに。

さて今日も「終極一班」というドラマを取り出して見てみる。これB級のにほひがぷんぷんするんだけど、どーなんだろ。誰か見たことある人いたら教えてください。
# by corredor | 2006-11-02 02:01

東京国際映画祭

来月のあたま中国で結婚式の披露宴に参加することになった。そこで人生初、祝賀のスピーチとかいうものをやることになったのは俺にとって大事件なわけである。「通訳雇うのめんどくさいから中国語でよろしくね!」ということなので、さっそくNHKの中国語会話を見てイチから勉強しなおそうかと気合を入れてみる。いまさらそんなことをしてる場合じゃないのは重々分かってるけどね。早く文章考えなきゃ。てか誰か助けてくれ。そもそも中国人ばかりの式に俺がひょっこり行くだけで罪なことなんじゃないか、反日運動に巻き込まれて春巻きにされるんじゃないのか、少なくともブーイングくらいは飛ぶか、、えとせとら、、と余計なことも考えてしまうわけだ。

そういうわけで今週は東京国際映画祭で上映されている台湾映画を見に行った。何がそういうわけなのかはよく分からないが、監督さんにも会えて話が聞ける滅多にないチャンスとばかりに、この祭りにいそいそと行ったわけだ。いくつかある台湾映画のうち、俺がチケット取れたのは『シルク』と『永遠の夏』だけ。二つともなかなか良い&面白い映画だった。

『永遠の夏』
は二人の男子と香港の女の子の間の複雑な恋愛(同性恋愛もあり)や友情関係を描いた映画。途中物語の進行が単調になるのが惜しいが、その間、男女または男同士の情熱的な恋愛感情と深遠な友情が交錯しあいながらお互いに対する感情がいろんな方向に発展していく、そして最後のシーンでは主人公の男子同士の語りの場面で深い友情・愛情と激情の言葉が交わされる。見た後には、自分の世界を見る目が一変し、すべての音が静寂で崇高に聞こえる、そんな感じにさせる映画だった。

『シルク』
はホラー&サスペンス映画。ホラーは結構単調でくだらないのばっかというイメージがあるけど、この映画は以外な怖さがあるし、同時にテーマの深さがある。最後のシーンで『おー』と言わされる映画といってもいいと思う。生きる意味について考える主人公の姿がうまく描写されててなかなか乙である。一つ腑に落ちなかったのは、この映画は台湾で撮られた物なのに日本語使用率がかなり高いということ。出てる役者も江口洋介&その他のチョイ役以外は台湾人なのに。台湾で大Sというニックネームで知られている徐熙媛(台湾版「花より男子」の牧野つくし役。)も片言の日本語を喋ってた。奇怪ネ。

それにしても
翻訳って本当難しいんだなと実感。日本語の字幕を見ながらストーリーを理解するのと、中国語のままで理解するのでは物語とか人物の性格とかに対して全く違う捉え方になるもんだ。何個か不適切な日本語の字幕もあったりした。まあ字幕ってのは字数も取れないし、往々にして言葉足らずになったりするもんなんだろうけど、やっぱり文化の差が一番大きいんだろう。中国人の“あいやー”とかを日本語に訳すとしたらどんな言葉を当てればいいんだろうね。
# by corredor | 2006-10-28 04:03

久しぶりに映画を

「靴に恋する人魚」見てきた。前から見たいみたいと思っていただけに期待もかなり大きいものだったが、映画というものは事前の期待の大きさに比例してつまらなく感じるものだが、その法則を見事に打ち破った映画だった。(まあ分かりやすく言えば期待通りの面白い映画だったということだ。)

素晴らしいです、ロビン・リー(李藝嬋)監督。

そして主演女優のビビアン・スーが最高。超かわいいです。惚れます。
彼女の演じる主人公の姿は本当心癒されるものがある。13個の名作童話をベースにしたこの映画は舞台装飾もかなり凝っていてデザインにもこだわりが見られた。ロビン・リー監督は今までに短編で同じようなファンタジックな作品を作ってきたが、今回はじめての長編でこんな素敵な映画創ったとは、いや、一本取られたなと。

この映画は香港の有名なスター、アンディ・ラウがアジアの若手監督を支援するために立ち上げたプロジェクト「アジア新星流」で作られた映画の一つらしい。この「靴に恋する人魚」以外では、香港、中国、マレーシア、シンガポールなど各地から5作品がこのプロジェクトの支援のもと撮影されている。

そういえばCMで見たけど、今秋にやってくる「ウィンターソング」(金城武主演、陳可辛作)もなかなか面白そうな内容だった。ちょっと足を運んでみるか。
# by corredor | 2006-10-12 01:17