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十分の街@台湾

かつて炭鉱の街として栄えた台湾東北部の十分、山の中を走る平渓線の電車に乗ってみたいという思いもあいまってから、本日ついに行ってまいりました。
平渓線に乗るためには台北から汽車で瑞芳という駅まで行きます。そこに至るまで、本来なら一時間で行ける所を2時間かけていきました。台湾鉄道はしょっちゅう遅れるという噂を聞いてましたが、その期待にしっかり応えてくれたわけです。

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瑞芳の駅に着くともう既にそこはかなり辺鄙な田舎。駅を降りると弁当売りのおねえさん、おばちゃんが弁当を売りにやってきます。台湾語で「べんとーん」と言いながら弁当を売っている姿が素敵だったので一個買ってしまいました。


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平渓線は一時間に一本しかないローカル線。駅に降りれば改札も屋根もないプラットホームだけの田舎です。駅の近くには一軒の農家があるだけで、人けがほとんどありません。観光用の地図も何もありません。大華という駅に降りてようやくかなりのお歳寄りを発見し道を聞きました。この辺の人たちはお年寄りが多く皆、台湾語を話します。おばあさんの台湾語を聞いてなんとなく懐かしい気持ちになりました。

そこから線路沿いに歩いて、「台湾のナイアガラ」と呼ばれている十分の滝まで行きました。線路の上をひたすらあるいてトンネルを抜けるとそこには十分滝の展望台が見えてきます。雨季だったためか川の水は土色ににごっていました。

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滝を見た後は、十分駅の周辺にある古い商店街(台湾では老街と呼ぶ)を回ってみました。ベンチに座って団欒しているおじさんたち、店の前にたむろして休んでいるおばさんたち、のどかでゆったりと時間が流れている街が素敵でした。

帰りは電車に乗り遅れて、結局タクシーに乗って台北に帰りました。無駄にお金がかかってしまいました。
by corredor | 2007-03-16 02:26


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